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ポップアップボイリー

鯉釣りでボイリーを使っても釣れない理由とは?

こんにちは、ゆういちです。

 

鯉釣りでは、エサにボイリーを使うと大型の鯉が釣れやすいという話をよく耳にします。

 

僕はその話を真に受けて、今までの練りエサを使った鯉釣りからボイリーを使った釣りにチャレンジしてみました。

 

しかし、実際には、ボイリーを使用しても悲しいくらいに大型の鯉は釣れませんでした。泣

 

それどころか、普通のサイズの鯉もなかなか釣れませんでした。

 

聞いた話と全然違うじゃないか!?

 

しかし、僕はある時、友達の紹介でボイリーを使った鯉釣りで、メーターオーバーの鯉をたくさん釣っているカープフィッシングの達人に出逢いました!

 

その人にボイリーを使った釣りの考え方や釣り方を教えてもらったおかげで、今ではボイリーで90センチ台やメーターオーバーの鯉が釣れるようになりました。

 

ボイリーで大型の鯉を釣るには、鯉がエサを食べる時の習性を理解し、フィーディングの仕方に工夫が必要となってきます。

 

 

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鯉のエサの食べ方を理解しないとボイリーでは釣れない!?

鯉は面白いもので、エサの種類によって食べ方を変えます。

 

まずは、鯉がエサの違いによりどのように食べ方を変えるかを説明していきますね。

 

 

鯉が生きエサを食べる時の食べ方とは?

鯉が生きエサを食べる時は、吸ったり吐いたりを繰り返すのではなく、エサを一気に丸呑みします。

 

鯉釣りではエサにタニシが使われますが、鯉がタニシを食べる時は、まるで掃除機でタニシを吸い取るかのようタニシを吸い込みます。

 

鯉がタニシを食べているところを上からみていると、鯉が通った後はきれいにタニシが吸い込まれてなくなっています。

 

タニシは鯉の主食でもあるので、ほとんど警戒せずにタニシを丸呑みするんですね。

 

 

また、タニシの他には、小魚やザリガニなども鯉の代表的なエサになります。

ザリガニ
phegenbart / Pixabay

小魚やザリガニなど食べる時は、鯉はタニシとはまた違った食べ方をします。

 

その様子は、まるでブラックバスが小魚をべるような食べ方をします。

 

まずは、エサになる小魚やザリガニの付近まで警戒されないようにそっと近づいていきます。

 

そして、捕食できる距離まで近づいたら、鯉は小魚やザリガニを一気に丸呑みします。

 

よくシーバスやナマズなどをルアーで狙っている人の竿に鯉が掛かったなんて話も時々聴きますが、これは鯉が小魚やザリガニを食べる習性によるものでしょう。

 

ナマズをルアーで狙っていた人にスレ掛かりで鯉がかかったなんていう話も聞いた事があります。

 

 

 

鯉が生きエサ以外を食べる時の食べ方とは?

鯉は生きエサ以外のエサもよく食べます。

 

鯉のエサには、主にトウモロコシ、大豆、麦、さつまいも、じゃがいも、魚粉、ミルクプロテイン、米、ぬか、パン粉などが使用されます。

 

これらを粉末状にして混ぜ合わせたものが日本でよく使われる練りエサです。

 

カープフィッシングでは、パウダーベイトといった日本の練りエサに似た粉末状のエサも使われます。

粉を練っている
Hans / Pixabay

鯉がこういった穀物や粉末状のエサを食べる時は、生きエサのように一気に吸い込まず、エサを何度も吸ったり吐いたりしながら食べます。

 

そして、このエサは食べても安全だと判断した後に、エサを一気に飲み込みます。

 

この習性が、鯉が警戒心が強い魚だと言われる理由の一つですね。

 

 

 

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鯉がボイリーで釣れない理由とは?

ボイリーを使うと鯉がなかなか釣れない理由は、鯉はエサの種類によって食べ方を変えるため、固形状の不自然で食べにくいエサであるボイリーをなかなか食べようとしないためです。

 

鯉はボイリーのような固形のエサと練りエサのような粉末状のエサが同時にポイントにあった場合、より食べやすい粉末状のエサを先に食べます。

 

その理由は、先ほども述べたように、生きエサ以外を食べる時は、吸ったり吐いたりを繰り返して食べるため、より食べやすい粉末状のエサから食べるという鯉の習性によるものです。

 

鯉はボイリーが食べられるエサなのかをまだ学習していない段階では、練りエサよりも吸い込みづらい固形状のボイリーは、警戒してなかなか食べようとしません。

 

しかし、栄養価やカロリー、消化、味の面で考えれば、練りエサよりもボイリーの方が優れています。

ボイリー
ボイリー

 

なので、一度ボイリーを口にし、鯉が次第にボイリーに慣れてくると、練りエサよりもボイリーの方を積極的に食べるようになります。

 

僕の場合は、まだ鯉がボイリーを食べ慣れていないポイントで釣る場合は、まず、市販の練りエサにボイリークラッシャーで砕いたボイリーを混ぜてコマセを打ちます。

 

そして、ハリの付いた仕掛けを投入する時も、コマセを入れるPVAバッグに練りエサと砕いたボイリーを混ぜたものを入れて、食わせ用のボイリーと一緒に投げ入れます。

 

練りエサの代わりに、鯉が食べ慣れたコーンやペレットなどを砕いたボイリーに混ぜるのもいい方法です。

 

練りエサやコーン、ペレットなどに砕いたボイリーを混ぜてフィーディングすれば、鯉は練りエサやコーン、ペレットを吸い込む時に砕けたボイリーも一緒に吸い込むので、ボイリーの味を鯉に自然に覚えさせることができます。

 

鯉にボイリーの味を覚えさせることができれば、今度は丸いボイリーだけをフィーディングしても、しっかりとボイリーを食べてくれるようになります。

 

鯉がボイリーの味を覚えて、積極的にボイリーを食べるようになってきたら、今度はジャミがハリ掛かりしないように、丸いボイリーやペレットのみをフィーディングしていきます。

 

そうすると、鯉が寄るまでポイントにしっかりとボイリーが残っている状態が作れるので、鯉を狙ってハリが掛かりさせることができるようになります。

 

また、ボイリーで大型の鯉だけを狙って釣るには、仕掛けを入れるポイントとフィーディングするポイントを分けます。

 

大型の鯉を狙って釣る方法は、こちらの記事に詳しく書きましたので、興味のある方は併せて読んでみてください。

ジャミをかわして大型の鯉を釣る方法とは?

 

 

 

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まとめ

今回は、ボイリーを使うと鯉がなかなか釣れない理由について説明しました。

 

聞いた話によると、日本に初めてカレーが伝わってきた時は、日本人はカレーが食べられる物とは思わなかったため、なかなか日本に普及しなかったそうです。

 

しかし、勇気ある人がカレーを食べてみたところ、「めっちゃ美味いやん!」ということになり、日本にカレーが広まっていったんだとか。

カレー
roymungez1 / Pixabay

 

当時の人が、「めっちゃ美味いやん!」と言ったかわかりませんが・・・。

 

鯉にとってのボイリーも、当時の日本人にとってのカレーと同じく、「これ食べられんの?」って感じなのかもしれません。

 

なので、鯉がボイリーを食べ慣れていないうちは、今まで食べ慣れているようなエサの状態を作ってあげる必要があるということですね。

 

 

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