こんにちは、ゆういちです。
今回は、カープフィッシングで使用するカープロッドについてご紹介します。
僕は以前は、日本のメーカーの5メートル前後の鯉竿を使用していましたが、今はほどんどヨーロッパスタイルのカープロッドを使っています。
一度カープロッドを使うと、5メートル前後の日本式の鯉竿は長くてとても使いづらく感じます。
いかにカープロッドが軽量で、長さもちょうど良くて、使いやすいかがよくわかります。
今回はカープロッドの特徴とカープロッドを使ったキャスティングについて説明していきます。
カープロッドは細めだがパワーがあるロッド
カープフィッシングの本場ヨーロッパでは、鯉専用のロッドがたくさん販売されています。
最近では、海外のメーカーのカープロッドが日本でも簡単に手に入るようになってきました。
カープロッドはロッド全体が細めの作りになっていますが、意外にもパワーがあります。
カープロッドは穂先が硬めで、ロッドの胴で鯉のパワーを受け止めるような設計になっています。
一見、カープロッドは硬そうなイメージがありますが、実際に使用してみるとそれほど硬さは感じられません。

カープフィッシグでは、主に3号~6号などの細いラインを使用します。
ヨーロッパの鯉は、日本の鯉とは違って太っていてとても重量があります。
中には20キロ、30キロという重さの鯉もいますが、カープフィッシングでは3号~6号などの細いラインを使用しています。
カープロッドがしっかりと力を吸収してくれるので、それだけ重量がある鯉でも細いラインで十分に釣り上げる事ができます。
カープロッドは超遠投での鯉釣りも可能にする
カープロッドの特徴として、遠投性能が優れている点が挙げられます。
ヨーロッパの池や湖は遠浅なところが多いため、ポイントが遠くなる場合が比較的多いです。
なので、カープフィッシグでは、100メートル前後の遠投による釣りも珍しくありません。
そういった理由から、カープロッド自体が遠投での釣りを想定して作られています。

カープロッドの長さは、主なものは3.6メートルくらいで、より遠投性を重視したロッドだと3.9メートルや4.1メートルといったロッドもあります。
素材はカーボンの比率がとても高くなっており、とても軽くて振り抜きやすい設計になっています。
ロッドの特性を活かしたカープフィッシングのキャスティング
カープフィッシングでは、キャスティングのフォームも日本の鯉釣りとは違っています。
鯉釣りは、ポイントに正確にキャスティングする事がとても大事です。
カープフィッシングでは、カープロッドの特性を生かして両腕を伸ばしたフォームで大きく振りかぶり、ロッドの反発力を生かしてオーバーハンドでまっすぐ振り下ろすようなキャスティングをします。
このようなキャンスティングは、遠投時にも左右にブレないという利点があります。
また、カープフィッシングでは、ハリにボイリーだけを付けて釣ることも可能なため、より遠投での釣りを可能にしてくれます。
ハリにはボイリーだけを付けてキャストすれば、100メートルを超える長遠投での鯉釣りも可能になります。
カープロッドを使ったキャスティングについては、チームユーロの内藤さんがとても詳しく説明しているので、こちらの動画をご覧になってみてください。
とても勉強になりますよ。
カープロッドは、こういった性能の面でも優れていますが、ロッド自体がスタイリッシュでとてもカッコいいです。
たとえ鯉が釣れなくても、カープロッドを見ているだけでもとても楽しい気分になります。
まとめ
今回はカープフィッシングで使用するカープロッドの特徴とキャスティングの仕方について説明しました。
カープロッドはバスロッドのように軽くて非常に操作性に優れているため、一度使うと今までの日本式の鯉竿には戻れなくなります。
また、カープロッドは見た目も非常にかっこいいです。
今まで、鯉釣りと言えば、バスフィッシングなどと比べるとちょっとダサい感じがしましたが、カープロッドを始めとするカープフィッシングは、鯉釣りに対するイメージを見事に変えてくれました。
たとえ釣れなくても、ロッドポッドにカープロッドをセットしてアタリを待つ姿は、遠目から見ても非常にかっこいいです。
これからますますカープフィッシングファンが増えるかもしれませんね。