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鯉

ジャミをかわして大型の鯉を釣る方法とは?

こんにちは、ゆういちです。

 

鯉釣りをしていると、必ず頭を悩まされるのがジャミの問題です。

 

鯉釣りに関係するジャミには、以下のような魚ががいます。

 

  1. ニゴイ、ウグイ、マブナ、ヘラブナなどの小魚
  2. カメ
  3. アメリカナマズ(鯉釣り師にとって最強のジャミ)

 

ジャミの種類や特性については、こちらの記事で詳しく解説しています。

鯉釣りの大敵!ジャミの種類について

 

今回は、それぞれのジャミのかわし方について、僕の経験を基に説明していきます。

 

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ニゴイ、ウグイ、マブナ、ヘラブナをかわして鯉を釣る方法とは?

それでは、1番目のニゴイ、ウグイ、マブナ、ヘラブナなどの小魚をかわして鯉を釣る方法です。

 

これらの小魚類をかわすには、コマセ入れるポイントと食わせエサの付いた仕掛けを入れるポイントを分けることです。

 

これらの小魚類は、練りエサなどの粉末状のエサによく反応します。

 

特に、魚粉やオキアミ、さなぎ粉などの動物系の練りエサによく反応します。

たくさんのエビ
pixabay

しかし、ジャミは実は鯉にとってとても大切な存在なんです。

 

練りエサを投入するとまず、小魚類が練りエサに寄ってきてエサを食べ始めます。

 

鯉はその様子を見て、小魚のいる場所に興味を示して寄ってきます。

 

そして、鯉は小魚がエサを食べている様子を遠目で見ながら、安全なエサであるかを確認しています。

 

その後、鯉自身も練りエサのところまで寄ってきて、口で突っついたり、尾っぽで払ってみたりして、その練りエサが食べても安全なのかを自分で確認します。

 

そうして、その練りエサが食べても安全だとわかって初めて鯉はエサを口にします。

 

なので、鯉の警戒心を解いたり、捕食音で鯉を寄せたりする意味でもジャミはとても大切な存在になります。

 

しかし、小魚が練りエサに群がってしまうと、鯉がエサを食べる前にエサがなくなってしまいます。

 

なので、仕掛けを入れるポイントから少し離れたところにコマセを撒きます。

そして、コマセを入れた所とはは別のポイントに食わせの付いた仕掛けを入れます。

 

そうすると、コマセを入れた所にジャミがたくさん寄ってきて、鯉のエサに対する警戒心を解くことができます。

 

鯉はコマセの周りをウロウロしている間に、少し離れた場所にあるハリの付いたエサに気づきます。

 

小魚が群がっている事により鯉の警戒心は薄くなっているので、少し離れた場所にあるエサをあまり警戒せず口にします。

 

このように、コマセを撒くポイントと食わせの付いた仕掛けを入れるポイントを少しづらす事によって、ジャミをかわして大型の鯉を釣ることができます。

 

それから、もう1つの方法は、エサにジャミが食べにくい大きめのボイリーを使用することです。

ボイリー

 

ボイリーにはいろいろなサイズがあり、大きいものでは直径が26mmという大きいボイリーもあります。

 

また、ボイリーを2個付けしたタブルベイツという付け方もあるので、そういった大きいボイリーは小魚は食べることができません。

 

鯉がハリ掛かりする前にジャミにエサを取られてしまう場合は、大きめのボイリーを使用することにより、ジャミをかわして鯉だけを狙ってハリがかりさせることができます。

 

 

 

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カメをかわして鯉を釣る方法とは?

次にカメをかわして鯉を釣る方法をご紹介します。

 

小魚の場合は、大きめのボイリーを使う事により鯉だけをハリがかりさせることができます。

 

しかし、カメはエサに大き目のボイリーを使ってもボイリーを噛み砕いて跡形もなく食べてしまいます。

 

カメは鯉釣り師にとっては、小魚以上に手強いジャミです。

 

カメをかわす方法として、実際に僕が実践して結果を出したのが、練りエサとイミテーションを使用した釣り方です。

 

練りエサは粉末状なので、カメが寄ってきてエサを食べようとしてもボイリーのように思うように食べられません。

 

なので、僕はカメのいる湖沼などでは、寄せエサは練りエサを主体にしています。

 

そして、食わせエサにはイミテーションの疑似餌を付けています。

 

イミテーションには、素材が発泡スチロールでできているものや、柔らかめのゴムのような素材でできているものがあります。

 

 

僕の場合は、発泡スチロールでできているイミテーションにボイリー用のディップを染み込ませて、匂い付けして使用しています。

イミテーションの餌

 

この発泡スチロールのイミテーションのいいところは、浮力があるので、湖沼などで底が泥底だったり、落ち葉がたくさん沈んでいたりして食わせエサが沈んでしまう場合、ポップアップのように水底から少し浮かした状態にエサを保つことができる点です。

 

なので、ポイントでしっかりとイミテーションの存在を鯉にアピールすることができます。

 

また、発泡スチロール製のイミテーションは、カメにかじられても砕けないので、しっかりと形がある状態でポイントに残すことができます。

 

練りエサとイミテーションのセットを使用する方法の他には、ボイリーを乾燥させてカチカチにしたものを使用したり、ボイリーをカメから守るためのボイリーに被せて付ける専用の道具を使用する方法があります。

 

ヨーロッパのカープフィッシングは、こういった道具類がとても研究されて作られています。

 

 

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アメリカナマズをかわして鯉を釣る方法とは?

最後に、最強のジャミであるアメリカナマズをかわして釣る方法ですが、はっきり言ってこれにはうまい対策がありません。

 

アメリカナマズは、練りエサでもボイリーでも掛かってきてしまいます。

 

もちろん、ミミズや小魚、ザリガニなどを使用してもアメリカナマズは掛かってきてしまいます。

 

以前は、タニシを使った釣りがアメリカナマズに効果があったようですが、現在は、アメリカナマズはタニシをエサとして覚えてしまったようです。

 

こうなると、残念ながらアメリカナマズをかわす手段はないですね。

 

アメリカナマズがいる釣り場では、アメリカナマズが掛かっても気にせず、気長に釣るしかないですね。泣

 

 

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まとめ

今回はジャミをかわして大型の鯉を釣る方法について説明してきました。

 

鯉釣りに限らず、ジャミは釣り師にとって頭の痛い存在です。

 

しかし、そんなジャミの存在が釣りのゲーム性を高め、面白くしているとも言えます。

 

計算どおりにジャミをかわして巨鯉を釣り上げた時のうれしさは、また格別なものです。

 

 

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