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鯉

114センチの巨鯉が釣れた日

こんにちは、ゆういちです。

 

今回は、僕の自己記録でもある114センチの巨鯉を釣り上げるまでの様子をお伝えしたいと思います。

 

この114センチの鯉を釣った時は、ちょうど転職した時期で、次の仕事をするまでに1ヶ月ほど時間がありました。

 

次の仕事を始めるまでに思う存分鯉釣りをしようと思い、毎日のように釣り場に通っていました。

 

その甲斐あって、なかなか釣れないサイズの巨鯉を釣り上げることができました。

 

また、この経験から昔から言われている「鯉釣りは一日一寸」という言葉の意味を実体験を通して理解することができました。

 

それでは、僕が114センチの巨鯉を釣り上げるまでの様子をお伝えしたいと思います。

 

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110センチオーバーの巨鯉を目撃する

ある沼でいつも一緒に釣りをしている友人と釣りをしていた時のことです。

 

その沼は、水辺に木や草がたくさん生い茂っており、釣りができるポイントが限られています。

 

なので、友人とそれぞれ離れた場所で釣りをしていました。

 

友人は、僕のポイントから数十メートル離れたポイントで釣っていたのですが、その日はすでに90センチ台の鯉を釣っていました。

 

しばらくすると、その友人が僕の釣り座にやってきて言いました。

 

「さきほど、オレの目の前を110センチはあろうかという鯉が通り過ぎていった・・・。今までこの沼で見かけた鯉のサイズとは全然違う・・・。」

 

その友人はその巨鯉を目の前で見て、とても興奮していました。

興奮して飛び上がっている男性
PublicDomainPictures / Pixabay

 

友人は、90台やメーターの鯉を何本も釣っているので、鯉を見るとだいたいどの位のサイズかわかります。

 

その友人が110センチは楽にある巨鯉だと言うので、ほぼ間違いない情報です。

 

それを聞いて、僕は一気にテンションが上がってしまいました。

 

友人が110センチオーバーの巨鯉を見かけたポイントと、僕が釣りをしているポイントは、数十メートルしか離れていません。

 

なので、その巨鯉は僕が釣りをしているポイントにも入ってくる可能性があります。

 

その日は、それからというもの気合が入り、夕方暗くなるまで粘りました。

 

しかし、結局その日は、一匹も鯉は釣れませんでした。

 

 

 

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ポイントを変えて巨鯉に再チャレンジ

友人が110センチオーバーの巨鯉を見かけた数日後、再び110センチオーバーの巨鯉を狙ってその沼に釣りに行きました。

 

友人は仕事の都合でしばらく釣りに行けないため、僕は、先日友人が110センチくらいの巨鯉を目撃したポイントに入ることにしました。

 

その巨鯉を目撃したポイントは、沼の奥の方にあるワンドになっているポイントです。

 

僕は大きな期待を胸に、さっそくそのポイントで竿を出しました。

 

その沼は、落ち葉などが底にたくさん沈んでいるので、底にエサが沈まないように、ポップアップを半分に切ったものとボトムボイリーをセットしたスノーマンを使用しました。

 

しかし、その沼はカメが非常に多くて、エサを投入して数分もすると竿先が小刻みに動き、たちまちボイリーがなくなってしまいます。

 

それでも根気よくエサを打ち替えているとときどき鯉がかかるのですが、1日に何度もエサを打ち返す必要があります。

 

その日もボイリーを使用しているとカメにすぐにボイリーを喰われてしまい、まともに釣りができませんでした。

カメ
Capri23auto / Pixabay

 

鯉のアタリも出ないので、気分転換にポイント周辺をブラブラと散歩をしていました。

 

すると、僕が竿を出していたポイント周辺に80センチクラスの鯉が数匹入ってきているのが見えました。

 

その時の時間は、だいたい14時頃でした。

 

この間、友人が110センチオーバーの巨鯉を見かけたのも14時過ぎくらいだったので、おそくら鯉はそのワンドには14時くらいに回遊してくるのではないかと思いました。

 

 

 

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予想どおりの時間に鯉が回遊してきた

ポイントに鯉が入ってくるおおよその時間が把握できたので、それからと言うもの、鯉がワンドに入ってくる時間に合わせて釣りに行くことにしました。

 

また、ジャミのカメ対策として、寄せエサはボイリーではなく、練りエサを使用する事にしました。

 

食わせエサは、カメ対策に発泡スチロール製のイミテーションを使用することにしました。

 

発泡スチロール製のイミテーションは匂いがしないので、前日からダイナマイトベイツのソースのディップに浸しておいて、イミテーションに匂いを染み込ませて使用しました。

 

今回は食わせエサをカメに食べられる心配がないので、鯉のアタリが出るまでポイントに仕掛けを入れておくことができます。

 

それでも、寄せエサを打つ意味でも、2時間に1回くらいは打ち返しをしました。

 

前日に、14時頃に80センチクラスの鯉が入ってきたのを見ていたので、14時くらいの時間が狙い目かなと思っていました。

 

アタリが出るまでの間、釣り座から離れて少し散歩をしていると、昨日回遊してきた鯉が、僕が竿を出している周辺のポイントに入ってきているのが見えました。

鯉のモジリ
Alexas_Fotos / Pixabay

 

「やはり、このポイントはだいたい同じ時間に鯉が入ってくるんだ・・・。」

 

 

 

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巨鯉が釣れず空振りの日が続く

数日間巨鯉が回遊してくるポイントに通い竿を出しましたが、実際はなかなか巨鯉は釣れませんでした。

 

しかし、巨鯉がそのポイントに入ってくることはわかっているので、110センチオーバーの巨鯉が釣れるまでは巨鯉との根比べです。

 

よく昔から、「鯉釣りは一日一寸」などと言われているように、鯉釣りは何日もポイントに通ってエサを打ち続けることが大切です。

 

なので、結果は出ていませんでしたが、根気よくそのポイントに通い続け、エサを打ち続けました。

 

 

 

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ついに巨鯉がヒットした!

数日間、空振りの日が続いていましたが、110センチオーバーの巨鯉を狙って何日もポイントに通い続けました。

 

その日も友人が110センチオーバーの巨鯉を目撃したポイントに、鯉が回遊してくる14時前頃に竿を出していました。

 

鯉に警戒されないように、仕掛けを投入した後にバイトアラームをセットして、岸から離れた場所でアタリを待っていました。

 

アタリを待っている場所からは竿が見えないので、バイトアラームの音だけが頼りです。

 

しかし、鯉が釣れる気配がないので、軽くポイント周辺を散歩した後、退屈しのぎに竿のある位置から離れて本を読んでいました。

 

本を読み始めてしばらくすると、何やらドラグのような音がかすかに聞こえてきました。

 

「この音はドラグの音に似ているが、何の音だろう?」

 

鯉が掛かってラインが出ていけば、バイトアラームが鳴るはずです。

 

なので、ドラグのような音はしていましたが、そのまま本を読んでいました。

 

しかし、その音は一向に止まる気配がありません。

 

「何の音だろう?」と思い、念のため、竿を確認しに行きました。

 

竿に近づくにつれて、その音はどんどん大きくなります。

 

「もしかして、鯉が掛かっているかも!?」と思い、急いで竿の近くまで向かいました。

 

竿の所まで行ってみると、リールからラインがどんどん出ています。

リール
pixabay

 

「やばい・・・」

 

慌てて竿を持ってみると、今まで感じたことのない重量感が竿に伝わってきます。

 

よく大型の鯉は、地を這うような引きをすると言いますが、まさにその引きでした。

 

竿の所に行くのが遅れたこともあり、リールからかなりラインが出ていました。

 

鯉の掛かったポイントはワンドになっていますが、ワンドの先は大きく右にカーブしていて、ワンドから先に行かれると沈んだ木にラインが絡んでしまって、取り込むのがかなり難しくなります。

 

僕は慌ててロッドを左に傾けて、ワンドから出ようとして右に走っている鯉を沖に誘導しました。

 

ロッドコントロールに従うように、運良く鯉は沖に走ってくれました。

 

沖に走った鯉を軽くポンピングしながら寄せようとしますが、鯉の引きがとても強くてなかなか寄ってきません。

 

やっとのことで岸から20メートルくらいまで寄せてきたところ、また凄い勢いで沖に走っていきました。

 

その重量感が半端ないです。

しなるロッド

 

しかも、重量感だけではなく、走りにスピードもあります。

 

今度はその鯉は、左の方向にある枝が沈んでいる所に向かって走っています。

 

「まずい、枝が沈んでいる所に入られたら、出せないかもしれない・・・。」

 

そう思いながら、今度はロッドを右に傾けて、枝の沈んでいる場所ではなく、沖に向かうように誘導しました。

 

すると鯉は沖に走ってくれ、なんとか枝が沈んでいる所をかわすことができました。

 

しかし、また沖にどんどん走っていき、ラインが止まる様子がありません。

 

僕はリールのスプールを人指し指で押さえながら、徐々にラインにテンションをかけていき、鯉を早く浮かせようとしました。

 

すると、かなりラインは出されましたが、鯉の走りがようやく止まりました。

 

その間にラインを急いで巻き取って、手前に寄せてきました。

 

ようやく岸から15メートルくらいまで寄せてきたところ、また鯉が猛烈な勢いで沖に走り出しました。

 

またもや、もの凄い勢いでラインが出ていきます。

 

寄せては走り、寄せては走りを何度も繰り返した後に、ようやくタモが届く距離まで鯉を寄せることができました。

 

鯉を手前まで寄せてきた時、鯉の頭が水面から見えました。

 

「デカい・・・、これは110センチはあるかもしれない・・・。」

 

こんな鯉がかかるチャンスは滅多にないので、慎重に慎重に鯉を寄せます。

 

この時に使っていたハリは、返しの付いてないバーブレスです。汗

 

バラさないように、慎重に慎重に手前まで寄せてきました。

 

手前に寄せてきてから、スピニングリールのストッパーを外して、スプールがどちらの方向にも回転するようにフリーの状態にしました。

 

案の定、その鯉は手前で首を大きく振って最後の抵抗を見せ、ハリを外そうとしています。

 

僕はリールのスプールを人指し指で押さえて糸の出をコントロールしながら、リールを逆回転させて鯉が首を振った時の衝撃をリールで吸収しました。

 

鯉を取り込もうとしてランディングネットを差し出した時、80センチ枠のランディングネットがとても小さく感じました。

 

「デカい・・・。」

 

そして、ようやく鯉をランディングネットに収めることができました。

 

初めて見るような大きさの鯉を見て、僕はうれしさが込み上げてきました。

 

鯉が掛かってから釣り上げるまで正確な時間は測っていませんでしたが、体感でおおよそ20分から30分くらいだったと思います。

 

この鯉を釣った時は、ほんとにうれしかったです。

114センチの鯉

 

この時は、僕一人で釣りをしていたので、スマホのオートシャッターの10秒以内にうまく持ち上げることができず、やっとの事で鯉を持ち上げて写真を撮りました。

 

なので、きれいに鯉を持っているところの写真が撮れませんでした。

 

この鯉は、メーターオーバーに相応しい強烈な引きを見せてくれました。

 

参考までに、私がこの鯉を釣った時のタックルや餌はこちらになります。

 

  • ロッド:アブガルシア カープロッド BLADE-X 2.75-363J
  • リール:SHIMANO アセレーション SW 8000HG
  • ライン:サンヨーナイロン ライン GT-R ULTRA 5号/20ポンド
  • 仕掛け:セーフティリグ ナス型15号
  • ハリス:巨鯉ハリス 4号
  • ハリ:ユーロカープ バーブレス №4
  • 寄せエサ:タニシ吸い込み、鳥餌(ひな鳥用の粒の細かいもの)、クラッシュボイリー(ダイナマイトベイツ クレイブ)
  • 食わせエサ:発泡スチロール製イミテーション(白)をダイナマイトベイツ ソースのディップに付けて匂い付けしたもの

 

僕が114センチの巨鯉を釣り上げた時の様子がうまく伝わったでしょうか?

 

それにしても、なぜこの鯉が掛かった時、バイトアラームが鳴らなかったのかが不思議です。

 

もしかしたら、ラインをバイトアラームにきちんとセットしていなかったのかもしれません。

 

僕の経験を参考にして頂いて、みなさんも自己記録を更新するような巨鯉を釣り上げてくださいね。

 

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