こんにちは、ゆういちです。
今回はボイリーを使った鯉の釣り方をご紹介します。
ヨーロッパスタイルのカープフィッシングは、日本式の鯉釣りとは釣り方がだいぶ違っています。
エサは主にボイリーを使用し、タックルはカープロッドとスピニングリールを使用したライトタックルを使用します。
ボイリーは粉末状のエサとは違って、匂いの拡散性が低いです。
しかし、カープフィッシングでは、ボイリーの弱点を補うような匂いが拡散しやすい添加剤などがたくさん販売されています。
また、カープフィッシングでは、フィーディング専用の道具類もたくさん販売されています。
今回は、フィーディングから仕掛けを投入するまでのカープフィッシングの一連の流れをご紹介していきます。
ポイントを入念に探る
まず、カープフィッシングでは、ポイント周辺の底を入念に探ります。
カープフィッシングでは、日本の鯉釣りよりも入念に底を探る印象があります。
実際に、マーカーフロートなどの底を探るための専用の道具なども販売されています。
マーカーフロートとは、重めのオモリの先に浮力のあるウキのようなものが付いていて、水深も測れる道具です。
マーカーフロートを投げ入れて、ゆっくりとラインを手前にを引いてきて、カケアガリになっているような底の変化のある場所を入念に探ります。
底に変化がある場所を見つけたら、リールから道糸を送り出していきます。
マーカーフロートは、道糸を送り出して上げると徐々に水面に浮いてくるので、マーカーフロートが水面に出てくるまでにどのくらい道糸を送り出したかで、そのポイントのおおよその水深が測れます。
このマーカーフロートは、ポイントとなりそうな底の変化のある場所を見つけることができ、ポイントの水深も測ることができるので、より正確にポイントを探ることができる素晴らしい道具です。
ボイリーは固形状のエサなので、一度間違ったポイントに撒いてしまうと、ボイリーが間違ったポイントにずっと残ってしまい、鯉が散ってしまう原因になります。
練りエサの場合は、多少ポイントを間違ってもある程度時間が経てばエサは底に残りません。
しかし、ボイリーはずっと底に残ったままになるため、修正がきかなくなります。
なので、ボイリーを使った釣り方では、より正確にポイントを把握するということがとても大切になってきます。
フィーディングをする
マーカーフロートを使ってポイントを見つけたら、マーカーフロートを目印にして正確にフィーディングしていきます。
先ほども述べましたが、ボイリーは固形状のエサなので、より正確にポイント周辺にエサを撒くということがとても大事になってきます。
初めて釣るような場所では、まず、クラッシュボイリーをパウダーベイトやペレット、コーンなどに混ぜてフィーディングしていきます。

ボイリーを食べ慣れているポイントでは、いきなり丸いボイリーだけフィーディングしても釣れますが、そうでないポイントでは、まずは鯉にボイリーを慣れさせなければなりません。
なので、まずはクラッシュしたボイリーなどをフィーディングして、鯉にボイリーの味を覚えさせることから始めます。
どのボイリーを使用するかを選択する
フィーディング後、今度はハリの付いたボイリーを投入しますが、どのような種類のボイリーを使用するかもポイントになります。
ボイリーは大きく分けると4種類に分けられます。
- 動物系
- フルーツ系
- スィーツ系
- スパイシー系
釣り場の水温や天候によって、ボイリーを使い分けていきます。
ボイリーを選択する場合は、味や匂いだけではなく、ボイリーのカラーにも気をつけながら選択していきます。
曇りの日などは、水中が見えにくいため、黄色や赤、白などの目立つボイリーを使うと効果がある場合があります。
したがって、いろいろなボイリーをローテーションしながらヒットボイリーを探していきます。
仕掛けを投入する
ボイリーを使った釣り方では、ボイリーが水に溶けにくいという弱点をカバーするために、ディップなどの添加剤を多く使います。
ディップとは、強い匂いがする液体状のもので、そのディップにボイリーを浸してボイリーの匂いを強化します
ディップのような添加剤を使用することで、水中で匂いが拡散するので、より広範囲の鯉にアピールする事ができます。
また、ディップと同じようなものなのですが、強い匂いがする液体状のリキッドも販売されています。
リキッドをPVAバッグに入れて使用したり、セーフティーリグのリグチューブ内に染み込ませて利用したりします。
リキッドもボイリーが水に溶けにくいという弱点を補う添加剤です。
こうしたディップやリキッド類を使用することにより、ボイリーが水に溶けにくく、拡散性の低いエサである弱点を補うことができます。
ボイリーの釣り方は2日でワンセットと考える
ボイリーの釣り方は、基本的に2日でワンセットと考えます。
まず1日目は、ポイントにボイリーをフィーディングして、鯉にボイリーを慣れさせます。
そして、2日目にボイリーの付いた仕掛けを投入して、実際に鯉を狙っていきます。
ポイントにボイリーを撒いて、すぐに釣れることは少ないです。
餌にボイリーを使う場合は、1日目にボイリーをフィーディングして、鯉にボイリーを慣れさせるという点がとても大事になってきます。
まとめ
今回は、ボイリーを使った鯉の釣り方について説明しました。
ボイリーを使った鯉釣りは、エサが底に残ってしまうため、より正確にポイントを探ってフィーディングしていく必要があります。
カープフィッシングでは、底の状態を正確に測る道具類なども販売されています。
ボイリーをフィーディングする際には、フィーディング専用の道具を使って正確にフィーでィングするよう心がけてみてくださいね。